カビ取り業者に騙されないための5つのポイント
自分では対処出来ないほどのカビが生えてしまった時は、カビ取り業者に依頼して除去してもらうことになります。
しかしカビ取り業者は多数あり、どの会社を選べばいいのか悩んでしまいますよね。
しかも中にはお世辞にも良いとは言えない業者も…。
満足できない仕上がりで、「こんなところに頼まなければ良かった」「これなら自分で除去した方がマシだ」なんて思ってほしくありません。
そこで今回、カビ取り業者に騙されないようにするためのポイントを紹介していきます。
カビ取り業者に依頼する前にこちらを参考にして、悪質な業者に騙されないようにしましょう。
カビ取り業者に騙されないようにするための5つのポイント
- 顧客ファーストで考えてくれているか見極める
- 納得のいく説明をしているかよく話を聞く
- 会社のホームページに信頼できる情報が掲載されているかチェックする
- カビ対策の協会や関連する会社の情報も確認する
- 本サイトのランキングを確認する
この5つに注意しておけば、騙されることはほぼないでしょう。
これだけだと分かりにくいと思うので、更に詳しく紹介していきます。
1.顧客ファーストで考えてくれているか見極める
リフォーム会社や不動産会社がカビ取りを行っている場合、単価の安いカビ取りよりもフルリフォーム(リノベーション)や家の売買をしてほしいと考えていることがあります。
自社の利益ばかり考えていて、お客様に最適な選択をしてもらおうという気持ちが欠けているのです。もちろん会社として利益を出さなければ経営できないですし、営業の方もノルマがあって必死なのかもしれませんが、それは私たちには関係のないことです。
無駄なお金は使わずに、一番良い選択をしたいというのが顧客側の気持ちだと思います。
まずそのような会社はカビ対策について真剣に提案してくれません。
最初からフルリフォームや家の売買の話をされたら注意してください。
少しでも疑わしいようであれば、別のカビ取り業者に相談してみて比較するのが良いでしょう。
2.納得のいく説明をしているかよく話を聞く
- 質問に対して明確に答えられるか
- なぜその質問をするのかを説明できるか
すぐに依頼するのではなく、業者に現状を相談して見積りを出してもらいながら、この業者は信頼できるところなのか見極めるのが良いでしょう。
その時、業者がどのような説明するのか、こちらが質問した時にどのように受け答えするのか、その辺りに注目してみてください。
知識のある業者と知識のない業者だと、受け答えの内容はかなり違います。
例えば、部屋全体のカビ取りが必要だと言われた場合。
知識のない業者は、抽象的で納得のできない説明をするでしょう。
しかし知識のある業者の場合、菌数を計測して基準値と比較してくれたり、「壁よりも天井の方が13.7倍飛散する速度が高く、この部屋の数値だと部屋中に菌が広がっているので部屋全体のカビ取りを行わないと再発する可能性が高い」など、具体的な数値を用いて詳細に説明してくれるはずです。
また菌の数値から部屋全体に飛散していないと判断されれば、場所を限定したカビ取りを提案してくれるので、余計な負担をせずにすみます。
ただカビの素人である顧客側からすると、受け答えだけで良い業者か悪い業者か判断するのは少しハードルが高いかもしれません。営業の方の口が上手いだけということもありますからね。
その為にも、次の項目以降で紹介していることもチェックして、客観的な情報も判断材料にしてください。
3.会社のホームページに信頼できる情報が掲載されているかチェックする
会社のホームページをよく確認し、信頼できる会社なのかチェックすることが大切です。
特に以下を詳しく見てください。
- 会社概要
- 施工実績
- ブログ・コラム等
施工前と施工後の写真を載せていたり、どのような薬剤を使ってどのように施工しているなど書いてあると、依頼する側からしてみても安心できると思います。
また、官公庁や上場企業の施工実績がある、テレビ等の取材を受けている、特許を取得しているなどと記載がある会社は、世間的に見ても信頼されているので悪質業者である可能性は極めて低いでしょう。
逆に安さばかりを書いていたり、施工写真などはなくフリー素材の画像でなんとなく良いホームページを演出しているような会社は注意した方がいいと思います。
4.カビ対策の協会や関連する会社の情報も確認する
普段馴染みがないのでご存じない方も多いと思いますが、カビ対策に関する協会や学会があります。資格試験の制度、シンポジウム、会誌の発行などを行い、カビをはじめとする微生物等から生活を守るために啓発や予防に努めています。
特にチェックすべき団体は以下のところです。
- 日本建築防黴協会
- 日本防菌防黴学会
- カビ相談センター
清掃業の延長でカビ取り業者を名乗っている会社もありますが、そういうところは市販のカビ取り剤を使用していたり、機材が揃っていなかったり、知識と技術が未熟だったり、カビ取りを依頼するには少し心許ないでしょう。そしてそのような会社は、先ほどの団体に属していないことが多いです。
その会社が日本建築防黴協会の認定業者なのか、日本防菌防黴学会の会員なのか調べてみるのも一つの手です。
もちろんどちらに属してなくても良いカビ取り業者はあるので、あくまで一つの判断材料として使ってみてください。
またカビ取りにはG-Eco工法、FRS工法、MOS工法など様々な工法があります。その工法を開発しているメーカーの実績を見ると、それが信頼できる薬剤かどうか確認することも出来ます。
カビ取り業者のホームページだけでなく、関連する企業や団体の情報も見ることで、より信頼できる会社か見極めることができるのです。
5.本サイトのランキングを確認する
“カビ取り比較ドットコム”は、カビに悩む方が最適な業者を見つけられるようにするために作られたサイトです。
ミステリーショッパーや実際施工してもらった方の口コミなどを元に、サービスが保証された会社を掲載しています。
このサイトも業者に騙されない為の判断の基準になりますので、ご活用ください。
まとめ
カビ取り業者に依頼しようと決めたら、以下の手順で進めるのが一番良いと思います。
手順1:“カビ取り比較ドットコム”で複数の業者を比較する。
手順2:会社のホームページやカビ対策の協会等のホームページを確認し、信頼できると思う会社を選択する。
手順3:カビ取り業者に相談する。その時、たくさん質問を投げかけて、どのように説明を返してくれるかよく聞く。顧客ファーストで考えてくれているかにも注目する。
手順4:本当に信頼できると思ったら、依頼してカビ取りを行ってもらう。
もし最初から気になっているカビ取り業者がいるのであれば、先に手順2を行ってください。その後本当に大丈夫な業者かカビ取り比較ドットコムで確認するのも良いと思います。
今回ご紹介した5つのチェックをきちんとやってもらえれば、カビ取り業者に騙される可能性は格段に低くなります。カビに悩まされない快適な日々を取り戻すためにも、安心できる業者を見つけてください。