カビ取り業者ドットコム「36項目評価基準」完全ガイド

はじめに:なぜ評価基準を公開するのか

カビ取り業者の選定において、ホームページや口コミだけでは「本当に信頼できるか」「実績や技術力はあるのか」を見極めることは難しく、依頼者にとって大きなリスクとなります。

当サイトでは、全国250社以上の業者を調査・分析し、独自の36項目評価基準に基づいたランキングを作成しています。この評価は、Web制作会社である株式会社296が、第三者機関である日本建築防黴協会の監修のもとで実施しており、「公平性」「透明性」「再現性のある基準設計」を重視しています。

本ページでは、その36項目を全て公開し、どのような視点で業者を評価しているか、なぜその点数になるのかを明確に解説します。読者が自身でも業者を見極められるよう、具体的かつ実用的な内容にしています。


評価方針とスコアリングの全体像

評価方針の3原則

  1. 定量性:施工件数や口コミ件数など、客観的な数値情報を軸に評価
  2. 定性評価:ユーザー配慮、安全性、説明責任などの情報開示姿勢を評価
  3. 再現性と公平性:同一基準・同一尺度で全業者を評価(広告出稿の有無等は一切関係なし)

スコア構成について

  • 全36項目の合計素点はおよそ50点前後
  • 重要項目(特許、保証、安全性など)は加点
  • 総合スコアは「100点満点」に変換し、ランキング上に反映
  • 60点未満の業者は「掲載不可」または非推奨の横線表記

【評価カテゴリ別】詳細項目と評価ロジック

以下では8つのカテゴリに分類された評価項目を、すべて開示・解説します。


1. 企業の規模・信頼性(最大7点程度)

項目評価基準評価意図
創業年数年数区分(例:1年未満=0点、3年以上=1点、10年以上=2点)継続的に営業している信頼性
累計施工件数件数区分で評価(例:〜100件=0点、1000件=1点、5000件=2点)実績規模の裏付け
スタッフ数「5名以上」で1点、「1名のみ」または記載無で0点業務対応力と組織体制
主要取引先官公庁・大手企業との実績があれば1点対外信頼性
保険加入状況PL保険等の作業保険加入が明記されていれば1点リスクマネジメント力
公的資格・団体加盟建築士・防黴士など保有者や業界団体会員で1点専門性の根拠

2. サービス対応力(最大7点程度)

  • 対応エリアの広さ(全国・複数都道府県・1県のみ)
  • 提供サービスの種類(除カビ、防カビ、エアコン、リフォームなど)
  • 24時間対応の可否
  • 緊急対応(即日・当日対応可否)
  • サービススピード(対応の早さ)
  • 大型案件の可否(施設・法人・集合住宅など)
  • 法人対応可否

→ 地域性・即応性・幅広いニーズへの対応力を評価


3. 技術力・安全性(最大10点以上)

  • 特許取得の有無(自社特許取得加点)
  • 除去効果に関する記述(第三者検証や科学的根拠)
  • カビ菌調査(事前診断・菌種判定)
  • 施工手順の説明公開(動画・画像など)
  • 報告書の発行(ビフォーアフターの記録)
  • 安全性記載(小児・ペット・高齢者への配慮)
  • 有害性の注意喚起(薬剤成分の公開)
  • 環境配慮・エコ工法の明記
  • 廃棄物処理についての記載

カビ取りの質を左右する最重要項目と考えています。


4. 保証・アフターサービス(最大6点程度)

  • 再発保証の有無(例:1年〜3年保証で加点)
  • アフター訪問や点検サービスの有無
  • 再発防止のマニュアル提供・コーティング提案
  • 施工前後の説明・注意事項の丁寧さ
  • キャンセル規定の明記(トラブル防止力)

→ 「施工したら終わり」ではなく、「その後の安心」を支える体制を評価


5. 顧客評価・満足度(最大6点程度)

  • Googleマップの星評価(★4.0以上で加点)
  • 口コミ件数(5件〜50件以上などで段階評価)
  • 口コミ内容の質(接客態度、仕上がり等)
  • 作業員の身だしなみ・態度の記述
  • SNS発信力(X/Facebook等の活用数)

→ **「お客様が感じた本音の印象」**を最大限重視


6. 料金の透明性(最大4点程度)

  • 料金体系の明記(○○円/㎡など)
  • 追加料金の有無・記載
  • コストパフォーマンス(サービス内容と料金の整合性)
  • 無料相談・出張見積もり対応の有無

→ 利用者にとって最大の不安「料金トラブル」を防げる設計かを評価


7. 問い合わせ・サポート体制(最大4点程度)

  • 電話番号の記載(なしは大きく減点)
  • LINE対応、問い合わせフォームの有無
  • カスタマーサポート窓口の有無
  • 対応時間の明記(平日〇〜〇時など)
  • 外国語対応(英語・中国語など)

→ 顧客の不安や相談に「どれだけ丁寧に寄り添えるか」


8. WEBサイト・情報公開度(最大6点程度)

  • ドメインパワー(DP)値による信頼度
  • アクセス数・ページ数の目安
  • スマホ対応・UI/UXデザイン
  • 更新頻度(1週間以内などは高評価)
  • プライバシーポリシー掲載の有無
  • 許可・認定・会社情報の明記

→ 「信頼できる企業かどうか」を、Web上の情報から判断


スコアの計算とランキング表示について

  • 全36項目の合計点(例:30点/50点満点)を、スケーリングして「100点満点」に変換
  • 重みづけは一部項目に2〜3倍(例:特許、保証、安全性)
  • ランキング順位は「総合評価スコア順」で自動算出
  • 一定点数以上(例:60点以上)でのみ掲載可

なぜこの評価方法にしているのか(運営ポリシー)

  • 「広告で上位に掲載されているだけのランキング」では、ユーザーの信頼を損なう
  • 私たちは、業者の広告掲載依頼・報酬の有無にかかわらず、全業者を同一基準で評価しています
  • 評価の一貫性と信頼性を担保するため、毎年の評価項目の見直し・業界トレンドの反映も行っています

最後に:読者の皆様へ

この36項目の評価基準は、利用者であるあなたが「後悔しない選択」をするための判断材料として設けています。自社の利益ではなく、「正しい情報を届けること」を最優先に、これからも改善と情報公開を続けてまいります。

今後も、評価基準の開示・調査シートのPDF公開・業者別スコアの詳細表示など、さらなる透明性強化に努めてまいります。

なお、優良企業のみを紹介したいため、当社では60点未満の会社は横線表記としております。

評価項目一覧と評価内容

評価項目は大きく分けて「企業の規模・信頼性」「サービス対応力」「技術力・安全性」「保証・アフターサービス」「顧客評価・満足度」「料金透明性・ビジネス姿勢」「問い合わせ・サポート体制」「WEBサイト・情報公開度」の観点に分類できます。それぞれのカテゴリごとに具体的な評価項目と、その評価内容(何をもって評価するか)を以下にまとめます。

1. 企業の規模・信頼性に関する項目

  • 創業年数(設立年) – 業者の設立からの経年。長く営業しているほど経験豊富とみなし評価点を加点。新しい業者は実績面で未知数となるためポイントは低め。
  • 累計施工件数(過去の施工実績件数) – これまでに手掛けた施工件数。サイト上で「○○件以上施工」等の記載があれば評価。施工件数が多い(例:1000件以上、2000件以上など)ほど高得点。記載がない場合は実績不明としてポイントなし。
  • スタッフ数 – 従業員や作業スタッフの人数規模。スタッフが多いほど対応力や信頼感が増すと判断され加点。例えば「5名以上」など一定人数以上でポイント1、極端に少ない(1名のみ等)場合は0点。情報が非公開の場合もポイントなし。
  • 主要取引先(設立以来の主要取引先) – 官公庁や大手企業など主要顧客の有無。大口顧客や著名企業との取引実績が明示されていれば信頼性が高いと判断され加点。記載がなければ0点。
  • 保険加入状況 – 作業中の事故補償などに関する保険に加入しているか明記があるか。明記されていればリスク管理ができているとして加点。記載無なら0点。
  • 公的資格・許認可 – カビ防除に関連する公的資格の保有者がいるか、有資格者数や業界団体への加盟状況など。公的資格(建築士・宅建士)の有無や、業界団体会員であれば加点。無資格・記載無ならポイントなし。

2. サービス提供範囲・対応力に関する項目

  • 対応可能エリア – 対応できる地域の広さ。全国対応や広域(複数都道府県)対応なら高評価。地域限定の場合は範囲が狭いほど減点(またはポイントなし)。例えば「全国対応」で満点、「関東一円」程度で中程度の点、1県のみだと低評価。
  • 提供サービスの種類 – カビ取り以外に防カビ施工、リフォーム、エアコン清掃、有料調査、薬剤販売など提供メニューの豊富さ。サービスの対応範囲が広い(顧客のニーズへの対応力が高い)ほど加点されます。逆に除カビのみ等メニューが限定的だとニーズ対応力が低いとみなしポイント減になります。
  • 24時間対応 – 深夜含め24時間いつでも問い合わせ・対応可能か。24時間受付・緊急対応可の場合は即応性が高いとしてポイント1。営業時間内のみの場合は0点。
  • 緊急対応サービス – カビの急速な拡大等に緊急出動できるサービスがあるかどうか。例えば「即日対応可」「最短○時間で到着」等の記載があれば加点。緊急対応不可なら0点。
  • サービスの迅速さ(レスポンス速度) – 見積もり依頼から訪問・施工までのスピード感。「即日見積もり」「○日以内に施工」等対応が早い場合に高評価となります。評価シート上は「早い・普通・遅い」といった区分で記載され、例えば「早い」で1点、標準的なら0.5点、遅い場合は減点のように扱われます。
  • 大型案件対応 – 大規模施設や広範囲の大型案件を受けられるか。「可/不可」で評価され、可能であればポイント加算。不可の場合は0点。大規模案件対応力は法人利用の観点で評価されます。
  • 法人対応 – 一般家庭だけでなく法人顧客にも対応可能か。法人対応「有」であれば信頼性・実績の幅広さから加点。記載無や不可ならポイントなし。

3. 技術力・安全性に関する項目

  • 使用薬剤の特許取得 – 除カビ剤や施工方法について特許を取得しているか。自社開発の特許技術がある場合、技術力が突出していると判断され大きく加点されます(例:特許有なら+2点など)。特許取得なしなら0点。
  • 除カビ剤の有効性に関する記載 – 使用する薬剤のカビ除去効果の根拠について説明があるか。例えば「自社調合の薬剤で根本から除去」「第三者機関で効果実証済み」など記載があれば加点。根拠不明瞭ならポイントなし。
  • カビの専門的調査の実施 – 施工前に専門的なカビ調査(原因究明や菌種の検査等)を行うか。「無料カビ検査実施」などのサービスがあればプロ意識が高いとして加点。特に記載無ければ0点。
  • 施工手順の透明性(説明資料・動画の有無) – ホームページ上で施工の手順を詳しく説明しているか(テキスト・画像や動画で公開)。施工内容を開示していれば高い説明力として評価され加点。何をするか不明瞭な場合は減点要素。
  • 事前現地調査の有無 – 本施工前に現地で事前調査・見積もりを行ってくれるか。事前調査「有」ならば的確な施工提案に繋がるため加点。明記無や対応無なら0点。
  • 施工完了時の報告書提出 – 作業完了後に施工報告書や証明書を発行するか。報告書を出す業者は施工内容を記録・説明する責任感があるとみなし加点。無い場合はポイントなし。
  • 安全性に関する記載 – 子供・ペット・高齢者への安全性に配慮した施工かを明示しているか。具体的に「食品由来成分で安全」「無毒性で人体に無害」等の記載があれば加点。記載無なら0点。
  • 使用化学物質の有害性に関する記載 – 用いる薬剤の人体・環境への有害性について注意喚起や無害である旨の説明があるか。安全性と関連し、記載があれば透明性評価として加点。無ければ0点。
  • 環境負荷に関する記載環境への影響に配慮しているか(薬剤が環境に優しい、廃液処理に留意等の記載)。記載があれば加点。なければ0点。
  • エコフレンドリーな施工方法の提供環境対応型の工法を提供しているか。例えば「植物由来の抗菌施工」等あれば加点。特になければ0点。
  • 廃棄物処理方法の記載 – 発生する汚染物や廃棄物をどう処理するか明記しているか。適切な産廃処理等の記載があれば加点。無ければ0点。

4. 保証・アフターサービスに関する項目

  • 保証体制(再発保証)の有無 – カビ再発防止の保証サービスがあるかどうか。「○年間再発したら無料対応」等の保証ありなら高評価。保証なしならポイントなし。
  • 保証期間 – 保証がある場合、その期間の長さも評価対象。一般的に1年保証が多い中、期間が長いほど高評価(例:1年で1点、3年ならより高得点等)。
  • アフターサービスの有無 – 施工後のアフターフォロー(定期点検や相談受付など)があるか。「定期点検あり」「○ヶ月後に無料チェック」等あれば加点。無ければ0点。
  • 施工前後のサポート – お客様への事前説明や施工後のケア指導などサポートが手厚いか。たとえば施工前の注意点説明や、施工後のカビ予防アドバイス提供などが明記されていれば加点。
  • 再発防止の取り組み – カビの再発防止策を講じているか。再発を防ぐためのマニュアル配布や施工後の予防措置(防カビコーティング等)の提供があれば加点。特になければポイントなし。
  • キャンセルポリシーの有無 – 契約後のキャンセル条件を明示しているか。公式サイトにキャンセル料や期限の記載があれば透明性として加点。記載無なら減点はしないまでも加点なし。

5. 顧客評価・満足度に関する項目

  • 口コミ評価(顧客評価) – Googleマップ等の星評価の平均。おおむね★4以上で高評価とみなし加点(満点に近いほどポイントも高い)。★2~3程度と低ければ評価減。口コミ自体が皆無の場合も評価材料がないためポイントはゼロ。
  • Google評価数(口コミ件数) – ネット上の口コミ件数。件数が多いほど利用者から信頼されていると判断し加点。基準例:口コミ0件は0点、1件でもあれば0.5点、5件以上で1点、50件以上でさらに加点…と段階評価するイメージです(実際には具体的閾値は非公開)。
  • 顧客満足度の指標 – 業者によっては「顧客満足度○○%」のような独自調査結果を掲載している場合があります。高い満足度(90%以上等)が明記されていれば参考情報として若干加点されることがあります。記載無や不明の場合は考慮なし。
  • 作業員の服装・態度 – スタッフの身だしなみや接客態度に関する評価。これは主に口コミ内容やサイト上の記載から評価されます。例えば「スタッフの礼儀正しさを評価する声」「制服着用できちんとしている写真」等があれば好印象として加点。逆に不評が見られる場合は減点の可能性も。
  • ソーシャルメディアの活用度 – FacebookやTwitter等SNSを活用して情報発信や顧客交流を行っているか。複数のSNSを積極活用している場合は顧客対応や情報開示に積極的と判断し加点(例:「2種以上活用している」で1点)。1種類のみなら0.5点程度、全く活用していなければ0点。

6. 料金体系・透明性に関する項目

  • 料金システム料金体系が明確かつ妥当かどうか。例えば「〇〇円/㎡の定額」「見積もり後に追加料金一切なし」等、料金形態がサイト記載通りで分かりやすければ加点。不明瞭な場合は減点。評価シート上は各社の料金説明を確認し、「サイト記載の通り」「特記事項なし」といった記録があります。基本的に明記されていれば問題ないとみなされています。
  • 料金の透明性見積もり金額の明瞭さや、追加費用の有無についての情報公開度。例えば料金表を公開している、全国一律価格を掲示、追加料金条件を明示、など透明性が高ければ「良い」と評価されます。評価シートでは多くの業者が「料金の透明性:良い」と判定されており、特に問題がなければ満点相当となる項目です。
  • コストパフォーマンス – 明確な数値化は難しいですが、料金と提供サービス内容のバランスも考慮されます。極端に高額な場合や逆に安すぎる場合には若干の調整が入る可能性があります(ただし基本は料金公開の有無を重視)。この項目は「料金の透明性」の評価内で暗に考慮され、「良い」「普通」等で表現されることもあります。
  • 無料相談の有無(施工以外)無料で相談や現地調査を受け付けているか。たとえば「相談・見積もり無料」「調査出張費0円」等の記載があれば顧客に優しい姿勢として加点。有料調査のみの場合はポイントなし。

7. 問い合わせ・サポート体制に関する項目

  • 電話受付の有無電話による問い合わせ受付が可能か。電話番号が明示されていれば通常「有」で、これは基本的な要件のため多くの業者が満たしており加点対象というより必須項目に近いです。電話不可の場合は大きな減点。
  • LINE受付の有無LINEなどチャットアプリで相談受付に対応しているか。最近のユーザーニーズに応える姿勢として評価。対応していれば加点、無ければ0点。
  • 問い合わせフォームの有無 – ウェブサイト上でメールフォームから問い合わせできるか。これも多くの業者が用意しているため、有れば標準加点。無い場合は顧客利便性に欠けるとして減点。
  • カスタマーサポートの有無 – 専用のサポート窓口や担当者がいるかどうか。明確に「カスタマーサポート有り」と記載があれば加点。規模が小さい業者では特に記載がないことも多いですが、その場合特に減点はなく0点扱い。
  • サポート対応時間の記載問い合わせ対応可能な時間帯が明記されているか。「9-18時」「年中無休365日対応」等の表記があれば誠実さ・透明性として加点。記載が無ければ標準営業時間と推測されるだけでポイントは付与されません。
  • 言語対応の記載 – 日本語以外に英語や中国語など他言語対応可能か明記があるか。インバウンド需要等への対応力として評価項目に含まれ、対応可能と言及があれば加点。特に記載無ければ0点(日本語対応のみとみなす)。

8. WEBサイト・情報公開度に関する項目

  • ホームページの信頼性(DP値) – 業者サイトのドメインパワー(おそらく被リンク評価などSEO指標)。数値が高いほどWEB上で信頼・実績があるとみなし加点します。評価シートでは「ホームページの信頼性(DP)」として数値が記録され、例えば「15」「18」などの値があります(大きいほど評価良)。一定以上の値(例:10以上)で1点、20以上で2点…というように段階評価している可能性があります。
  • ホームページ開設時期(インデックス日)サイトが初めて検索エンジンに登録された日付。これは事実上サイト開設時期を示し、WEB上の活動年数として参考にされます。古くから運営されているサイトは信頼性で若干プラス評価となります。ただし他の項目ほど大きな比重ではなく、目安情報として扱われます。
  • ホームページ予測月間アクセス数 – サイトの推定月間訪問者数。数値が大きいほど集客力が高い=知名度や情報発信力が高いと判断し加点。例えば「2400」「3000」などのアクセス予測値が見られ、高ければ1点相当のプラス評価となります。極端に少ない場合(二桁程度)や不明の場合はポイントなし。
  • ウェブサイトの情報量(総ページ数) – サイト内のコンテンツ量を大まかに評価。「1~30ページ」「101~ページ」等ページ数区分で記載され、多いほど加点。目安として30ページ以下の小規模サイトは0点、30~100ページで1点、100ページ超で2点…といった段階評価が推測されます。
  • ウェブサイトのデザイン(スマホ対応)スマートフォン対応の有無やデザインのユーザビリティ。レスポンシブ対応などモバイルフレンドリーなら加点。非対応(スマホでレイアウト崩れ等)の場合は減点。デザインの洗練度も多少考慮され、見やすいサイトはプラス評価。
  • ホームページの情報更新頻度サイトの更新頻度。ブログやお知らせ更新が定期的にある場合は、情報発信に積極的とみなし加点。評価シートでは「早い(1週間以内に更新あり)」「遅い(1週間以上更新なし)」などで記録されます。「早い」で1点、更新が滞っている場合は0点となります。
  • プライバシーポリシーの記載 – サイト上にプライバシーポリシーが掲載されているか。個人情報保護の姿勢を示す基本事項で、記載あれば加点。無ければ減点要素(信頼性に欠ける)となります。
  • ソーシャルメディアの活用度 – (※重複する項目ですが)WEB上の発信力としてSNS利用状況もこのカテゴリで評価。「1種のみ活用」「2種以上活用」など活用度合いを見て、複数活用なら加点(上述の通り)。
  • 許可・認定取得状況 – 行政の許可証や認定(例えば建築業の許可や、公益法人の認定など)の取得状況。公式サイトでそうした許認可番号等が記載されていれば信頼性アップで加点。無ければ0点(必須ではないが、あればプラスという位置づけ)。

以上が評価項目の全リストです(調査シート原本における項目列と対応)。各項目は定性的には上記のような観点で「有無」や「記載の有無」「数値の大小」により評価され、点数化されています。

配点・重み付けの考え方

各評価項目には定量・定性的なスコアが割り振られており、基本的には「基準を満たせば1点」をベースに、特に重要な項目は最大2~3点のウェイトが与えられる場合があります。全36項目すべてが同じ重みではなく、サイト上で強調されている以下の観点は比較的重視されています:

  • 技術力・安全性(特許技術の有無や薬剤の安全性)
  • 保証の有無・長さ(アフター保証による安心感)
  • 公的資格や協会加盟(信頼性の裏付け)
  • 口コミ評価・実績(顧客からの評価や施工数)
  • 料金透明性(明朗会計かどうか)

例えば、特許取得など技術面で突出している場合や、口コミ評価が高水準(星平均4以上かつ件数多数)の場合は、それぞれ単一項目でも2ポイント程度与えられる可能性があります。一方、問い合わせフォームの有無やSNS活用度などは評価項目ではあるものの、全体への影響度(重み付け)は比較的小さく、1項目あたりせいぜい0.5~1点程度でしょう。

また数値で表せる項目(施工件数や口コミ件数、アクセス数など)は、あらかじめいくつかのレンジに区切ってポイント化されています。たとえば前述の口コミ件数なら「0件=0点、1~4件=1点、5~20件=2点、21件以上=3点」など段階評価、施工実績も「~100件=0点、~1000件=1点、1001件以上=2点」といった具合です。安全性や料金透明性のように質的評価の項目も、「良い=満点、普通=減点なし、悪い=減点」などスコア換算ルールが設定されています。

全項目の素点の満点合計は公表しておりませんが、仮に各項目1点(重要項目は2点〜)とすると総素点は50点前後になります。実際にはこれを100点満点スケールに換算してサイト上の「総合評価○○/100」として表示しているものと推測されます。したがって、評価シート上で算出された点数を約2倍する形で最終的な100点満点評価が出ていると考えられます。例として、評価シート上の素点66点は総合評価94/100点程度に相当します(実際に94点を獲得した上位企業あり)。このように評価基準ごとの点数を合計し、一定のスケーリング処理を行うことで最終スコアが決定されています。

総合評価点の算出方法

総合評価点 = 各評価項目のポイント合計(調整後)です。まず各項目について上記の基準に従いポイントを付与し、それを合計したものが各社の総合スコアとなります。評価シートの「総合評価点」はすでに各項目の点数を集計した値で、これを基にランキング順位付けが行われています。算出手順をまとめると:

  1. 各項目の判定: 調査シートのデータに基づき、「有/無」「数値」「記載有無」等から項目ごとの評価を判定します。
  2. 項目ごとの点数付与: 判定結果に応じてスコアを割り当てます。基本はYes=1点、No=0点ですが、重要度に応じて0.5点刻みや最大2~3点まで与える項目もあります。
  3. 総合点の計算: 全項目の点数を合計します。評価シートではこの合計値が「総合評価点」として記録されています。
  4. スケール変換: 必要に応じて100点満点スケールに換算します。カビ取り業者ドットコムのサイト上では100点中○○点と表示するため、シート上の点数を倍率換算しています(おおむね素点×約1.5~2倍程度)。

例えば、ある業者で「特許有=2点、保証有=1点、エリア全国=1点、24時間可=1点、口コミ高評価=2点、…」というように各項目で点数を獲得していき、素点合計が30点だったとします。これを内部的な満点(例えば50点)で割って100点満点に換算すると、総合評価60/100点となるイメージです。実際の評価は独自AIも活用しつつ調整されているため完全な線形ではありませんが、基本的な構造は「各評価軸の点数の和」となっています。

評価例:特定業者のスコア内訳

最後に、評価シートの実データを元に具体的なスコア算出例を示します。ここでは例として、評価シートで総合評価点66点を獲得したある業者Aのケースを分析します。

  • 企業規模・実績: 創業2021年で比較的新しいものの、サイトに「施工実績1000件程度」の記載があり実績面で1点を獲得。またスタッフ数は1名(情報なし)で0点。主要取引先の記載もないため0点。(このカテゴリ計:約1点)
  • サービス対応力: 関西から中国地方まで多数の府県に対応しており広域対応で1点。提供サービスも除カビ・防カビ・リフォームと複数カテゴリーにわたりニーズ対応力が高く1点。24時間受付「有」で1点、緊急対応サービス「有」で1点、対応の早さも「早い」で1点と高評価。大型案件は「不可」0点、法人対応「無」0点。(約4点獲得)
  • 技術力・安全性: 自社薬剤の特許は「無」で0点。薬剤の安全性について「子供やペットにも安全」と明記ありで1点。環境負荷への言及も「有」で1点。除カビ剤の有効性説明あり1点。施工前の専門調査は「無」0点、完了報告書も「無」0点。施工手順の説明コンテンツも特になく0点。(約3点)
  • 保証・アフターサービス: 再発保証「有」で1点(期間1年と想定)。アフターサービス対応「有」で1点。施工前後サポートありで1点。再発防止策(マニュアルなど)も提供あり1点。キャンセルポリシー記載なし0点。(約4点)
  • 顧客評価・満足度: Google口コミ平均は★★★★~★★★★★(星4~5)と高評価で1点。ただし件数は2~4件と少ないためここでは1点程度(件数が少ないため満点とはならず)。顧客満足度の明示はないものの、「作業員の礼儀が良い」との口コミがあり服装・態度面で1点。(約2~3点)
  • 料金透明性: 料金体系は「サイト記載の通り」で不明瞭な追加料金もなく透明性は良いとの評価で満点相当の1点。見積もりや相談も「無料相談: 無」となっているが、実際は「調査出張費0円」と強み欄にあり、本来は無料相談ありに値するため※ここは0点になっているがプラス要素。(約1点)
  • 問い合わせ・サポート: 電話・メールフォーム・LINEすべて受付ありでそれぞれ加点(合計で1点程度)。カスタマーサポートも「有」で0.5~1点、対応時間「9-18時」明記で0.5点。言語対応はなし0点。(約2点)
  • WEBサイト・情報公開: ドメインパワー(DP)は18と比較的高く1点。月間アクセス3000も上位水準で1点。ページ総数は「1~30ページ」と少なく0点。スマホ対応は「無」で減点0点。更新頻度「遅い(週1以上更新なし)」で0点。プライバシーポリシーあり1点。SNS活用は「1種のみ」利用で0.5点。許可・認定の記載なし0点。(約3.5点)

以上を合計するとおおよそ「約18点」となります。実際には項目ごとの配点調整(0.5点単位の項目や2点項目の存在)により、業者Aは評価シート上66点を獲得しています。この66点という素点は先述の通り100点満点換算では約90点弱に相当し、実際のランキングでも上位に位置する評価となりました。

一方で、別の例として総合評価点49点の業者Bを見てみると、この業者は口コミ評価が★★~★★★(2~3程度)と低めであったことや、保証・アフターサービスが無い点などが響き、大きな加点が得られなかったことが分かります。一方で施工実績は「1万件以上」と非常に多く、対応エリアも複数県であるためその部分ではポイントを稼いでいます。それでも総合すると50点未満となり、上位業者に比べサービス面の手薄さがスコアに表れています。

以上のように、カビ取り業者ドットコムのランキング評価は36の細かなチェック項目に基づいて定量・定性的にスコア化されており、その積み重ねによって総合評価点が算出されています。各業者が「なぜその点数なのか」を説明できる透明性ある評価ロジックになっており、第三者から見ても納得感の高い評価体系と言えるでしょう。

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