カビ取り業者の良い提案・悪い提案

カビが繁殖してしまって自分ではどうすることも出来なくなった時、カビ取り業者に依頼することになるでしょう。
電話で相談し、現地調査等をしてもらった後、カビ取り業者はきっと様々な提案をしてくれるはずです。依頼者にとって最適な提案をしてくれればいいのですが、中にはあまり良くない提案もあります。


カビ取りを依頼する方のほとんどはカビの素人です。あまり知識がないため、もし悪い提案をされても「プロが言うならそれが一番いいのかも」とそのまま受け入れてしまう可能性があります。
そのせいで取り返しがつかない事態になり、大きな後悔をする恐れがないとは言えません。
悪い提案に乗らないために、「カビ取り業者の良い提案・悪い提案」を知っておくことが大切です。

何故悪い提案をする業者がいるの?

詐欺まがいのことをする悪徳なカビ取り業者というのはほとんどいません。それでも悪い提案をしてくる業者は結構います。
そもそもカビ取りは、知識や経験が豊富な業者でなければ良い提案は行えません。
カビはその時の状況で、種類や発生原因、飛散の仕方などが変わってきます。知識や経験がないと現場の状況を正しく把握することができず、間違った提案をしてしまうことがあるのです。
その為、接客態度がすごく良くて信頼できると思ったのに、カビ取りをお願いしたら散々な目に遭ったという経験をしている方も多くいます。
また、騙すまではいかなくても、会社の利益を優先した提案ばかりしてくる業者も少なくありません。
提案されたことをそのまま受け入れるのではなく、自分自身でしっかりと見極めるということが必要なのです。
その見極める力をつけるために、まずはカビ取り業者がしてくる「良い提案」から見ていきましょう。

カビ取り業者の良い提案

  • 職人の感覚ではなくて数値から判断して提案する
  • 顧客ファーストで、利益にならない提案もする
  • カビが原因ではない場合、「カビではない」と伝える
  • 建物全体・中長期的なコストも考えた提案をする
  • カビが再発しない為の提案をする

以上がカビ取り業者の良い提案です。
これだけでも依頼者にとってベストの提案をしてくれているというのが分かります。
では、細かく見ていきましょう。

職人の感覚ではなくて数値から判断して提案する

たくさん経験してきた職人なら、機械で数値を計測しなくてもある程度のことは分かります。
しかし、それだとその日の気候やコンディションによって多少の誤差が出てしまいます。また感覚だけで説明されても、依頼者側からすると職人が言っていることが正しいのかどうか分かりません。
数値という客観的な情報を提示してくれることで、私たち自身も現状を把握することができます。

顧客ファーストで、利益にならない提案もする

お客様からカビ取りの相談を受けたら、業者は契約に結び付けたいと考えるものです。
もしカビの状態が酷くなくて、個人で対処可能なレベルの場合はどうでしょう?そんなことは一言も言わず、そのままカビ取りをする業者も少なくないと思います。
良いカビ取り業者なら、個人でカビ取り可能なことを伝え、その上で本当にカビ取りの契約をしてもいいか聞いてくれます。そしてお客様が個人でカビ取りをすると判断した場合は、正しいカビ取り方法まで教えてくれます。
利益が一切なくても、お客様がベストな選択をできるように提案してくれる。
それが本当の顧客ファーストなのです。

カビが原因ではない場合、「カビではない」と伝える

先ほどと同じで、これも利益よりもお客様を第一に考えているかどうかということになります。
多いのが「部屋がカビ臭いからカビ取りをしてほしい」と依頼したのに、実はその臭いは生活臭でカビではなかったというケースです。他にも木のシミや黒ずみがカビだと思ったら、灰汁だったということもあります。
利益ばかり考えている業者だと、そんなことも言わずに適当に作業を進めてカビ取りしたことにするところもあるでしょう。
良いカビ取り業者はハッキリと「カビではない」と伝えてくれるものです。

建物全体・中長期的なコストも考えた提案をする

カビが悪化してからカビ取り業者に依頼する人が多いため、すでに家全体にカビが広がっているケースがあります。このような場合、ただカビ取りするよりもリフォームをした方が長い目で見るとお得なことがあります。
依頼された通りにカビ取りをするだけではなく、リフォームや住み替えなど、中長期的なコストも考えてくれる提案がベストなのです。

カビが再発しない為の提案をする

カビ取りを終えたら全て終了というわけではありません。
カビが生えた部屋というのは、カビが生えやすい環境だったはずです。その環境を変えずにそのまま生活を続けたら、再びカビが生えてしまうでしょう。
大事なのはカビを生やさないことです。
本来であれば、除カビ後の防カビも提案してくれるはずです。更に今後カビを生やさないために、日々何を行えばいいのか指導してくれるところもあります。
カビを再発させない為の提案をしてくれるかどうかは、とても大事です。

カビ取り業者の良い提案とは、会社の利益よりもお客様を第一に考え、お客様がベストな選択ができるように導いてくれるものです。
では逆に、悪い提案というのがどのようなものなのか見ていきたいと思います。

カビ取り業者の悪い提案

  • 調査しないでカビ取りのみ提案する
  • 原因究明なしにカビ取りのみ提案する
  • カビを除去した後、防カビをしない
  • 依頼者の要望を無視した、自社ファーストの提案をする

最初の3つに関しては、そもそもカビ取り以外の提案をしないということです。
それでは詳しく説明していきます。

調査しないでカビ取りのみ提案する

本来であれば、カビ取りを行う前に機械で計測して現在のカビの状態を調査します。そうすることで現在見えているカビだけでなく、見えていないカビも一緒に除去してもらうことができます。
またカビはいくつも種類がある為、それぞれのカビによってカビ取り剤を分ける必要があります。
調査をしないでカビ取りだけを提案するということは、カビを完全に除去できない可能性があり、とても危険です。

原因究明なしにカビ取りのみ提案する

カビが生えた部屋というのは、カビが生える理由があるはずです。
例えば、窓が結露することで湿度が上がりカビが発生したとしましょう。
原因を追究しないでカビ取りを行った場合でも、一旦はカビがなくなって綺麗になるかもしれません。しかし、窓が結露しやすいという状況は変わっていないので、また新たにカビが発生してカビ取りをしなければいけなくなります。
何故カビが発生したのか原因が分かっていれば、カビの発生を防ぐ方法などを提案できます。本来であればそこまでするのがカビ取り業者と言えるでしょう。

カビを除去した後、防カビをしない

カビを除去した後、防カビをすることで再度カビが生えるのを防ぐことができます。
一度でもカビが生えた部屋というのは、それだけカビが発生しやすい条件が揃っているということ。防カビをして、換気や除湿などを日々行うことでカビの発生を抑えることができます。
カビの除去だけがカビ取りだと思っている業者だと、防カビの提案を行わないことがあるので注意してください。

依頼者の要望を無視した、自社ファーストの提案をする

これはカビ取り業者に限らずどこでもあることだと思いますが、お客様よりも自分たちの利益を考える業者がいます。
必要のないリフォームをさせたり、無駄なオプションを付けさせたり、使わない商品を買わせたり。様々な方法で利益を上げようとしてきます。
無駄な出費を抑えるためにも、このような提案には気を付けてください。

まとめ

カビ取り業者は様々な提案をしてくれます。大半の業者は、お客様のカビの悩みをどうやって解消すればいいのかしっかり考えてくれるでしょう。
しかし、中にはそういうことを怠っている業者がいます。
もしカビ取りを依頼しようと考えているのでしたら、今回ご紹介した内容を参考して、業者の提案が良いものなのか悪いものなのか見極めてください。
そして悪い提案に乗って後悔しないように慎重に進めていきましょう。

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