良いカビ取り業者と悪いカビ取り業者の特徴
全国にはたくさんのカビ取り業者が存在します。
知識も技術あって、丁寧に対応してくれる良いカビ取り業者がほとんどですが、中には知識も技術も未熟で自分たちの利益しか考えていないような業者も僅かながらいるのが現状です。
また、接客の対応があまり…というだけならまだマシなのですが、しっかりカビ取りしてもらえず体調が悪化したり、再度カビ取りが必要で更に費用が掛かるなんてことになったら最悪です。
「なんであの会社を選んだんだろう…」と何度も後悔することになるかもしれません。
お金の為にも、健康の為にも、無駄な時間を使わない為にも、最初から良いカビ取り業者に依頼するのが一番です。
そこで「どこが良い業者なのかわからない」という方の為に、良いカビ取り業者と悪いカビ取り業者の特徴をまとめてみました。
相談したり、見積もりをお願いしたりする時の参考にしてください。
もし少しでも「あれ?これ悪いカビ取り業者の特徴かも」と思ったら、即決せずに慎重に見極めるようにしてください。
良いカビ取り業者の特徴
- 知識が豊富で、納得のいく説明をしてくれる
- 依頼者の立場になって、提案してくれる
- 経験が豊富で、高い技術を持っている
- 信頼できるカビ取り剤を使用し、機材も揃っている
良いカビ取り業者の特徴は大まかにわけてこの4つです。
それでは一つ一つその特徴について説明していきます。
知識が豊富で、納得のいく説明をしてくれる
カビに対する知識が足りなければ、業者は最適な提案をすることができません。
一括りにカビと言っても、種類は様々です。黒カビ、白カビ、赤カビ、緑カビ、青カビなど、種類はたくさんありますし、そのカビによって生えやすい環境、カビ取り剤の種類も変わってきます。良い業者というのは、カビのそれぞれの違いを理解し、最適な方法を導き出してくれるものです。
また、こちらから質問した際にも的確な返答をしてくれます。カビが発生した原因やどのようにカビ取りをしていく予定なのか、論理的に説明してくれる業者は知識が豊富だと考えていいでしょう。
依頼者の立場になって、提案してくれる
良いカビ取り業者は、カビ取り対策を一番に考えながら、それに付随する形でリフォーム・ハウスクリーニングをトータルで提案してくれます。
リフォームするというのは費用が掛かるので避けたいところかもしれません。しかしカビの状態や建物の構造などによっては、カビ取りだけで済ませるよりもリフォームを選択した方が良い時があります。
「リフォームしないとダメです」と押し付けるのではなく、こういう理由で長い目で見るとリフォームした方がお客様の為になりますよと、こちら側の立場になって考えてくれるカビ取り業者は、良い業者と言っていいでしょう。
経験が豊富で、高い技術を持っている
カビ取りというのは、職人の経験と技術によって仕上がりが変わってきます。ちなみに日本建築防黴協会では百現場が一つの目安と言っています。
何百、何千というカビ取りを経験してきた人なら、発生原因やどの順番で拡散していったのか現場を見ただけで分かることがほとんどです。
カビの性質や状態を見ながら、カビ取り剤や除カビ剤を使い分けたり、手法を変えたりしています。
豊富な経験と技術力があるからこそ、カビを根絶させることができるのでしょう。
信頼できるカビ取り剤を使用し、機材も揃っている
職人の知識や技術はとても大事ですが、使用する液剤や道具が良くなければ意味がありません。
良いカビ取り業者は、やはり良いカビ取り剤を使っています。カビを死滅させるために研究・開発され、特許を取得している薬剤を使っている業者なら安心してお任せできます。
他にも菌数検査をするための機械、保水率を図る機械など現状を確認するための機械を持っているというのも重要です。たくさんの現場を経験してきた職人ならある程度感覚で判断できます。しかし、それだけだとその日のコンディションによって左右されてしまいます。機械を使った調査の方がより精度の高いものになるでしょう。
以上が良いカビ取り業者の特徴です。
では続いて、悪いカビ取り業者の特徴も見ていきましょう。
悪いカビ取り業者の特徴
- 説明が曖昧で、質問しても納得のいく返答がない
- カビ取り以外の提案ばかりしてくる
- 職人の経験が少ない
- 市販のカビ取り剤を使用し、機材も揃っていない
悪いカビ取り業者の特徴は大まかにわけてこの4つです。
先ほどの良いカビ取り業者の特徴と真逆です。
それではこの特徴について詳しく説明します。
説明が曖昧で、質問しても納得のいく返答がない
まず説明が曖昧な理由はカビの知識が乏しいことが原因でしょう。知識がなければ、何故カビが生えたのか原因も説明できないですし、これからどのようにカビ取りを行っていくのがベストなのか上手く提案できないと思います。
また業者の中にはカビ取りはハウスクリーニングの延長だと思っている人もあります。カビの汚れだけ落とせばカビ取りは完了だと思っている業者は要注意です。カビが根絶していなければ、またすぐにカビが発生し、再度カビ取りを依頼して金銭的負担が増える可能性があるのです。
カビ取り以外の提案ばかりしてくる
カビ取りの相談をしているはずなのに、いつの間にかハウスクリーニングの話になっていた、いつの間にかリフォームの話になっていたというケースがあります。
カビ取り業者の中には、一番力を入れているのがハウスクリーニングやリフォームという会社もあります。そうなると、つい自分たちの得意な分野に持っていこうとするところがあります。
カビ取りを一番に考えながら、選択肢としてリフォームを提案するのはいいのですが、最初からさじを投げて「カビ取りは難しいのでリフォームしましょう」などと言ってくる業者には注意してください。
その業者は、お客様にとって何が一番大切なのかということを考えていない可能性があります。
職人の経験が少ない
カビ取りは同じ機材や液剤を使っていても、職人によって仕上がりが変わってくることがあります。経験が少ない職人だと、カビの種類や発生原因も分からなくて正しい判断ができないことがあるのです。
またカビは見えているものだけでなく、見えない所にも潜んでいるものです。その見えないカビに気付かないまま、見えている所だけカビ取りをしても再発する可能性が非常に高いです。
良いカビ取り業者は、経験の浅い新人は熟練の職人の側で経験を積んでいかせるものです。
まだ不慣れな職人だけで施工を任せているところは、悪い業者と呼んでいいと思います。
市販のカビ取り剤を使用し、機材も揃っていない
市販のカビ取り剤は一般の方でも使えるようにあまり濃度が高くありません。その為、カビの状態によっては根絶することができないのです。
また菌数検査をするための機械などを使用せずにカビ取りを行う業者もいますが、やはり専門の機材は揃っていた方が正確に計測できて安心です。
まとめ
カビは根本から除去しないと再発してしまう恐れがあるので、カビ取り業者選びは非常に重要です。もし誤ると、カビが悪化して莫大なリフォーム代金が必要になったり、病気を発症したりする恐れがあります。
カビが生えたら早めに対処することが大事ですが、焦って悪い業者を選んでしまったら意味がありません。
今回紹介した特徴に注意しながら、良いカビ取り業者を慎重に選んでください。